1月12日(火)3-4(10:30:-12:00)13回目でした。2021年です。
<今日>
①発表:映像と解説:ガンビア海岸での積荷の交渉→奴隷船→奴隷市→農園→クンタの逃亡→南北戦争→再建期→反動(南北戦争、再建期、反動の映像はまだ)
人種の問題を金持ち層が利用した構図を理解すれば、実は人種問題の本質は階級の問題だと気づけると思います。つまり、人類の歴史は持てるもの=金持ち(英語ではthe robber, the haves)が持たざるもの=一般大衆(the robbed, the haves-not)をいかに搾取して来たかの歴史でもあったし、あるわけです。
Black Lives Matterもその構図をきちんと理解しない限り見えて来ない、ということになるんかな。
前回話をした南アフリカの問題も、このアメリカの問題も、根っこは同じということやろなあ。
最初アフリカ系アメリカ人の作家の小説が理解出来ないので歴史を辿り始めたけど、最初にアメリカのこの構図に気付き、そのあと南アフリカで同じ構図が見えて来たときに、人間ていつの時代もおんなじことを繰り返して来たんやなあ、と溜息が出たと言うか、そんなところです。
今日チェックした英文の日本語訳→EMANCI PATION, REACTIONの日本語訳
この辺りはメールマガジンに書いたことがあります→「アフリカ系アメリカ小史③再建期、反動」(「モンド通信 No. 69」、2014年5月10日)
<次回>
①映像:南北戦争→再建期→反動→ワシントン大行進
②映像:「招かれざる客」
「招かれざる客」の解説は次回に。
来週、また
EMANCI PATION, REACTIONの日本語訳
EMANCI PATION 奴隷解放
Through the slave trade and slavery the plantation owners in the South realized enormous profits. They wanted to keep the system going on while the capitalists in the North wanted to abolish slavery to create a free labor market.
奴隷貿易と奴隷制を通して南部の荘園主は莫大な利益を得ました。荘園主は奴隷制度を続けたいと思っていましたが、北部の資本家は奴隷制を廃止して自由な労働市場を創り出したいと思っていました。
In 1860 Abraham Lincoln became President. That is, the capitalists in the North succeeded in sending their representative to Washington D.C. as the president of the nation, so the South immediately left the United States and established a new government, the Confederate States of America. Shortly after, in 1861, the Civil War began.
1860年にエイブラハム・リンカーンが大統領になりました。それはつまり、北部の資本家が自分たちの代表を一国の大統領としてワシントン特別区へ送り込むことに成功したということです。その結果、南部は直ちに合衆国を脱退して南部諸州連合という新しい政府を創りました。そのすぐあとの1861年に、南北戦争が始まったのです。
At first, the South (the Confederate Armies) was stronger economically, but the North (the Union Armies) won the fight with the help of the freed black men in the North. The black men joined the ranks in the battlefield after Lincoln promised to abolish slavery if the battle was not ended by the first day of January, 1863. The war continued till 1865, and the Emancipation began. (See Appendix Afro-America l)
最初は南部(南部諸州連合軍)が経済的に優勢でしたが、北部の自由な黒人の助けを借りて北部(共和国軍)が戦いに勝ちました。1863年1月1日までに戦争が終わらなければ奴隷制を廃止するとリンカーンが約束したあと、黒人は戦場の戦列に加わりました。戦争は1865年まで続き、奴隷解放が始りました。(附録アフロ-アメリカ1を参照)
REACTION 反動
After the war, the Union Armies occupied the South temporarily and the period historians call the 'Reconstruction’ began. For a while freedom was wonderful for black people in the South. There appeared some black Representatives from the South in the Congress. Blacks held city and state offices.
戦争の後、北軍は一時的に南部を占領し、歴史家が「再建期」と呼ぶ時代が始まりました。暫くは南部の黒人にとって自由な時間は素晴らしいものでした。議会には南部出身の黒人の代議士が現われました。黒人が市や州の役人にもなりました。
Then reaction set in. The plantation owners regained their power after the Occupation Armies left the South. The vote was taken away from the freedmen in many states. The Ku Klux Klan began to ride. Jim Crow cars made their appearance on the railroads. Black churches and schools were burned. White teachers were driven away from the South. Freed with nothing, the former slaves were poor and often hungry.
そして反動が始まりました。南部から占領軍が去った後、荘園主は再び力を取り戻しました。多くの州で、解放された黒人から投票権が取り上げられました。クー・クラックス・クランが馬に乗って出没し始めました。人種差別列車(ジム・クロー)が鉄道に出現しました。黒人の教会と学校は燃き打ちにあいました。ユダヤ系白人の教師が南部から追い出されました。何も自由にならないまま、かつての奴隷は貧しく、大抵は腹を空かしたままでした。
Just after the war most slaves had little choice; they stayed at the same plantation as sharecroppers. The situation had not changed for most black people.
戦争直後は大抵の奴隷にはほとんど選択肢はなく、小作人として同じ農園に留まるしかなかったのです。ほとんどの黒人にとって、状況は変わりませんでした。
ミシシッピ州の小作人
The power of reaction was so strong that in 1896 the highest court in the land ruled by a majority of eight to one that the Fourteenth Amendment, which granted citizenship rights to blacks, ensured only separate but equal accommodations.
反動の力は非常に強く、1896年には最高裁判所で8対1の多数決をもって、黒人に市民権を賦与するという14条修正令が「分離すれども平等」という調整案を保証するものに過ぎないということを可決しました。そして、の施設を保障しました。
From 1890 to 1920, more than 2,000,000 black people left the South for the North, looking for their Promised Land.
1890年から1920年にかけて200万人もの黒人が「約束の地」を求めて南部を後にして北部に移動しました。
<次回は>
①公民権運動→「招かれざる客」
②歌:など
来週、また。
クラス名簿(Zoomではある方がよさそうやから、学生支援課でもらったファイルからコピーしたよ。)
2020年後期 クラス名簿(48名)(2020年10月6日現在)
61200043 | イケムラ ヒロト | 工学部環境応用化学科 | ||||
池村 広飛 | 1年 | |||||
61200254 | ソネ ケンセイ | 工学部環境応用化学科 | ||||
曽根 健聖 | 1年 | |||||
61200375 | ニシムラ ハルヒ | 工学部環境応用化学科 | ||||
西村 春陽 | 1年 | |||||
61200430 | ハマカワ コウヘイ | 工学部環境応用化学科 | ||||
濱川 光平 | 1年 | |||||
61200441 | ハヤシダ カズヤ | 工学部環境応用化学科 | ||||
林田 和也 | 1年 | |||||
61200476 | ヒダカ ユウセイ | 工学部環境応用化学科 | ||||
日高 祐誠 | 1年 | |||||
62180110 | カワノ シヨウヤ | 工学部社会環境システム工学科 | ||||
河野 匠哉 | 3年 | |||||
62200062 | イワモト ソウマ | 工学部社会環境システム工学科 | ||||
岩本 颯真 | 1年 | |||||
62200109 | オオツカ コウキ | 工学部社会環境システム工学科 | ||||
大塚 恒輝 | 1年 | |||||
62200213 | クラヅメ トシナリ | 工学部社会環境システム工学科 | ||||
倉爪 駿成 | 1年 | |||||
62200259 | サトウ リヨウセイ | 工学部社会環境システム工学科 | ||||
佐藤 瞭成 | 1年 | |||||
62200471 | ミヤジ ユウト | 工学部社会環境システム工学科 | ||||
宮地 優人 | 1年 | |||||
63200027 | イイヤマ タカト | 工学部環境ロボティクス学科 | ||||
飯山 貴冬 | 1年 | |||||
63200030 | イガラシ レン | 工学部環境ロボティクス学科 | ||||
五十嵐 廉 | 1年 | |||||
63200319 | ナカシマ リク | 工学部環境ロボティクス学科 | ||||
中島 陸 | 1年 | |||||
63200373 | ホリタ ヒデオミ | 工学部環境ロボティクス学科 | ||||
堀田 英臣 | 1年 | |||||
63200401 | ミヤ ヨシエ | 工学部環境ロボティクス学科 | ||||
宮 佳恵 | 1年 | |||||
63200425 | モタニ ケンタ | 工学部環境ロボティクス学科 | ||||
茂谷 健汰 | 1年 | |||||
63200508 | ワタナベ タクヤ | 工学部環境ロボティクス学科 | ||||
渡辺 拓哉 | 1年 | |||||
64200222 | カミヤ ヒョウ | 工学部機械設計システム工学科 | ||||
神谷 彪 | 1年 | |||||
64200271 | ソノダ コウダイ | 工学部機械設計システム工学科 | ||||
園田 高大 | 1年 | |||||
64200299 | タカハシ コウジ | 工学部機械設計システム工学科 | ||||
高橋 輝至 | 1年 | |||||
64200356 | ニシダ ツバサ | 工学部機械設計システム工学科 | ||||
西田 大翼 | 1年 | |||||
64200387 | ハヤシ ジユンヤ | 工学部機械設計システム工学科 | ||||
林 隼矢 | 1年 | |||||
64200518 | ヤガサキ リユウヘイ | 工学部機械設計システム工学科 | ||||
矢ケ崎 龍平 | 1年 | |||||
64200523 | ヤマガ トモヤ | 工学部機械設計システム工学科 | ||||
山鹿 友也 | 1年 | |||||
65160180 | サイトウ タイチ | 工学部電子物理工学科 | ||||
齊藤 太一 | 4年 | |||||
65200186 | クロギ アヤミ | 工学部電子物理工学科 | ||||
黒木 彩心 | 1年 | |||||
65200371 | ナガタ ジユンペイ | 工学部電子物理工学科 | ||||
永田 惇平 | 1年 | |||||
65200384 | ナカタケ キヨウタ | 工学部電子物理工学科 | ||||
中武 杏太 | 1年 | |||||
65200409 | ハシグチ リト | 工学部電子物理工学科 | ||||
橋口 理斗 | 1年 | |||||
65200418 | ヒグチ レン | 工学部電子物理工学科 | ||||
樋口 蓮 | 1年 | |||||
66190222 | キリハラ ヒロキ | 工学部電気システム工学科 | ||||
桐原 拓希 | 2年 | |||||
66190253 | クリタ ワタル | 工学部電気システム工学科 | ||||
栗田 亘 | 2年 | |||||
66200060 | オゼキ タイセイ | 工学部電気システム工学科 | ||||
尾関 泰正 | 1年 | |||||
66200183 | タムラ リユウスケ | 工学部電気システム工学科 | ||||
田村 竜佑 | 1年 | |||||
66200288 | ニシカワ リヨウ | 工学部電気システム工学科 | ||||
西川 遼 | 1年 | |||||
66200332 | ヒガシ コウシロウ | 工学部電気システム工学科 | ||||
東 香士朗 | 1年 | |||||
66200451 | モリ カイヤ | 休学 | 工学部電気システム工学科 | |||
森 海也 | 1年 | |||||
67200018 | アマキ ダイスケ | 工学部情報システム工学科 | ||||
天木 大介 | 1年 | |||||
67200146 | オシカワ リヨウ | 工学部情報システム工学科 | ||||
押川 陵 | 1年 | |||||
67200184 | カワバタ アオイ | 工学部情報システム工学科 | ||||
川畑 葵 | 1年 | |||||
67200212 | クシマ リュウヤ | 工学部情報システム工学科 | ||||
櫛間 龍也 | 1年 | |||||
67200230 | コバヤシ リヨウスケ | 工学部情報システム工学科 | ||||
小林 良輔 | 1年 | |||||
67200294 | スギモト ダイチ | 工学部情報システム工学科 | ||||
杉元 大地 | 1年 | |||||
67200333 | タナカ シンノスケ | 工学部情報システム工学科 | ||||
田中 慎乃介 | 1年 | |||||
67200368 | トダカ ヨシヒコ | 工学部情報システム工学科 | ||||
戸高 快彦 | 1年 | |||||
67200528 | ヨシオカ シユン | 工学部情報システム工学科 | ||||
吉岡 駿 | 1年 |
<今日>