つれづれに:白浜に(2023年7月21日)

つれづれに

つれづれに:白浜に

 今日は白浜にでかけた。今は週に1回の割合で通っている。

 家を出て、加江田の山を見ながら坂を下る。昨日と同じく、道路の中央線から写真(↑)を撮った。曇っていたので、背景の山がぼんやりしている。昨日の写真と比べるとよくわかる。しばら行くと稲田(↓)が続く。田植えの前に撮った写真と比べれば、稲の実りがはっきりととわかる。2週間ほど先に鹿児島から来る人に会うが、南にある鹿児島では超早場米の話は聞かないと言っていたので、超早場米はここに住む人たちの生み出した集合知だろう。ちょうど→「暑中」ー小暑(7月7日~22日)と大暑(23日~8月6日)を合わせた期間=暑中ーが終わって秋の立つ前に刈り入れを済ましてしまうということである。旧暦の言葉遣いは農業社会、稲作文化が生んだ遺産だ。秋が始まるではなく、秋が立つなのである。外に出るのも憚(はばか)られる暑中が過ぎて、やっと秋が立つのだ。朝晩が凌(しの)ぎやすくなる。その頃に、台風がやってくる。早く刈り入れを済ませないと‥‥、その思いから編み出された生活の知恵である。

 市の総合運動公園を過ぎ、青島への旧道に入ると、すぐに旧道を一つ目の脇道の方に左(↓)に折れる。正面に運動公園内のドームが見える。道路の突き当りにかすかに堤防が見えているが、加江田川の南側の堤防である。旧道の車を避けるために脇道を探したのだが、思わぬおまけがついていた。

 今年は途中で、どくだみの群生(↓)を見つけた。何軒かの社宅のような建物が建っているが、少し離れているので、人に会ったことはない。中に入り込まなくても、道路脇からどくだみが摘めたので、白浜に行くたびにお世話になった。

 そこからしばらく行った所で、アロエを見つけた。もちろん誰かの畑だったようだが、今は空き地になっている。そこでもまだ人に会っていない。家でもアロエを植えてはいるが、なかなか中身が詰まった状態にならない。これだけ中身が詰まったアロエはそう見つからない。妻には必需品なので、毎回ありがたくもらって帰っている。

 アロエを取る時、指に汁がつく。アロエの汁は苦いので、すぐ先の総運動公園が管理しているらしいトイレで手を洗っている。液体の石鹸が備え付けられているので、ありがたく使わせてもらっている。すぐ西側にしゃれたレストランがある。ボードなどのサーファー用品も置いてある店のようで、着替えも出来るらしい。今日も一人、外でシャワーを浴びて、ゴム製のスーツを脱いでいた。いつ見ても、たくさん客が入っている。宣伝しなくても繁盛しているようだ。大阪から来た人がおいしい料理を提供してくれる、特にステーキがいい、とサーファーから聞いたことがある。寄ってみようと思っているが、いまだに寄れないままである。

 そこから海岸線の歩行者と自転車の専用道路に入る。総合運動公園から青島まで続いている、きれいに舗装された道路だ。青島マラソンの時にも使うらしい。もちろん見に行ったわけではないので、本当かどうかはわからないが‥‥。トイレの前辺りは、黄色いペンキが塗られている。すぐ先が、お気に入りの曽山寺浜の橋(↓)である。曇っているが、冬場の空気の澄んだころの海は素敵な色あいだ。いつも堪能しながら、自転車をこいでいる。(1回では終わりそうにないので、またあした書くことになるとは思わなかった。)

稲穂が垂れている。もうすぐ刈り取るトラクターのあとに烏や白鷺がついて、虫を啄ばむ。その光景が好きだ。刈り取りが始まったら、鳥たちの姿を見に行くとしよう。