つれづれに:ジプシー(2023年12月19日)

2023年12月20日つれづれに

つれづれに:ジプシー

 久しぶりに牧場(乗馬クラブ →COWBOY UP RANCH、宮崎市清武町大字今泉甲6618)に出かけた妻が、帰ってからしばらくして、今年の夏にジプシーが亡くなった話をしたあと、12月のカレンダー(→「私の散歩道~犬・猫・ときどき馬~一覧(2004年~2021年)」)を見ながらしんみりと言った。

「最初の絵は暗かったけど、今月のジプシー、明るく描けてよかったね」

清武の牧場に乗馬に通い出してからずいぶんになるが、ジプシーは通い始めた頃に26歳の牝馬(ひんば)だったそうである。相性がよくて、乗りやすかったらしい。

馬の絵も描き始めていたので、乗馬に行ったときに写真を撮り、ジプシーの絵も描いた。それをオーナーのメグさんにプレゼントしていた。後から「あの絵を見た瞬間、鳥肌が立ちました!」と言われたそうである。

描いた本人はジプシーについて何も聞いていなかったが、絵が実際の場面と重なっていたので鳥肌が立ったようである。描いた方も、贈られた方もびっくりしたわけである。

ジプシーを初めて牧場に連れてきた夜に、まだ整地もされていない荒れた原っぱだった広馬場に解き放ったそうである。その時の月の光の中で走るジプシーと妻が描いた絵のジプシーとがピッタリ重なったのである。そんな偶然もあって、思いで深いジプシーの絵(↓)となった。

 横浜の出版社に送る私の記事の挿画を妻に頼んでいたら、妻が本の装画(→「本の装画・挿画一覧」、門土社)を頼まれた。そのうち、エセイを書くように言われ「私の絵画館」を連載した。(→「私の絵画館一覧」、No. 1 2018/12/29~)その続編にジプシーについての記事も書いている。(→「ジプシー」「続モンド通信18」

出版社の人が亡くなってモンド通信(→「モンド通信一覧」、2008年12月~2016年9月)も終わったので、ブログに続モンド通信(→「続モンド通信一覧」、2018年12月~)を載せることにした。「私の絵画館」とエセイ、私の記事を載せている。

 乗馬に行くときは、馬たちに人参(にんじん)、猫に林檎(りんご)を切って持って行き、話をしながらやっているが、すでにジプシーはいなかった。

「持っていったのをジプシーにやれなかったね」

ジェリーとジャガーという名の猫が2匹いる。馬の鞍(くら)を鼠(ねずみ)に齧(かじ)られるので、牧場には欠かせない役目を担っている。二匹とも歳を取って、ジェリーの方は患って余命宣告を受けてだいぶ経つが「痩せていたけど、生きててよかったね」と妻が言っていた。ジェリーの方は、カレンダーの中に載っている。

 私も自転車で街に出かけたり、白浜に通ったりできているが、妻も牧場へは、何とか自転車で通えている。有難いことである。