英語 Ra1(2)

12回目、残りも3回になりました。日程確認です↓

13回目→7月17日(水)月曜日振替授業

14回目→7月22日(月):黒木くんの2回目のアンケート

15回目→7月29日:それまでに成績をつけて、授業が終わったあと登録すうるつもりです。課題の再提出などがあれば、それまでに。

<今回は>

新聞記事の伊藤さんが最初来てなかったんで、先にERを観てもらってからPapa Wembaの曲を聴いてもらいました。そのあと新聞記事の続き、今回もしっかりとやってくれたと思います。日本語訳をまた後に貼っときますので、参照してや。

<次回は>

①2回目のエボラ騒動のあとの流れ(ザイール崩壊、カビラ政権誕生)

②「アウトブレイク」と1976年の一回目のエボラ騒動

③独立とコンゴ危機

④レオポルド2世の植民地「コンゴ自由国」

⑤アフリカ争奪戦とアフリカ分割

と遡りたいけど、時間あるやろかなあ。

来週に、また。

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transcriptionと日本語訳(続き)

The virus is stretching Zaire’s decrepit medical services, already hard pressed, to cope with the scourge of AIDS, which has hit Zaire harder than most countries.

ウィルスはザイールの老朽化した医療機関に広がっており、医療機関はたいていの国よりも激しくザイールを襲っているエイズ禍の対応追われています。

Zaire’s political problems began early: Katanga, which today is the mineral-rich province of Shaba, made a disastrous attempt at secession, 11 days after independence from Belgium. It was forced back after three years of bloody conflict.

ザイールの政治の問題は早くに始まりました。鉱物の豊かな現シャバ州であるカタンガ州はベルギーから独立した11日後に、不幸な結果に終わった分離工作が謀られました。その分離工作は血まみれの闘争の3年後に強行されました。

The second largest country in sub-Saharan Africa. Zaire has rich farm and watered by the Zaire river, formerly River Congo.

サハラ以南のアフリカで2番目に大きい国ザイールには豊かな農場があり、旧コンゴ川のザイールの川から水の恵みを得ています。

The country is blessed with some of the best copper deposits in the world but the engine of its economy, the state mining collosus Gecamines, has virtually ground to a halt."

その国は世界でも有数の銅の埋蔵量を誇っていますが、経済のエンジンである国営巨大鉱山会社ゲカマイン(Gecamines)は、事実上操業を停止しています。

Copper production dropped from a peak of 500,000 tons to under 50,000 tons in 1994. Cobalt production slumped too.

1994年には、銅の製造量は最盛期の50万トンから5万トン以下にまで落ち込みました。コバルトの製造量も同じようにひどく落ちみました。

The government has dissolved three core companies in the Gecamines group and not said what will become of the state company, which generates over 70 percent of its hard currency.

政府はゲカマイン(Gecamines)グループの中の3つの中心会社を解散させ、硬貨の70パーセント以上を製造する国営会社の先行きについては言及していません。

The World Bank, International Monetary Fund and creditors led by former colonial power Belgium abandoned Zaire long ago.

世界銀行も国際通貨基金も旧宗主国ベルギーが仲立ちをする債権者たちも、ザイールをずっと以)前に見捨てています。

With inflation running close to five digits, the government has periodically reverted to printing mountains of worthless money.

インフレ率が5桁近くなりつつあるインフレで、政府は定期的に価値のない紙幣を山のように印刷するようになっています。

The capital Kinshasa is still recovering from waves of looting by unpaid soldiers in 1991 that forced France and Belgium to send troops to evacuate Europeans.

首都キンシャサは、ヨーロッパ人を退去させるための軍隊派遣をフランスとベルギーに強いた、給料を払ってもらえない兵士たちによる1991年の数々の略奪行為から何とか立ち直ろうとしているところです。

The United States, which propped up Mobutu during the Cold War as a bulwark against communism in Africa, has been at the forefront of pressure for democracy in Zaire.

アメリカは、冷戦の間アフリカで共産主義に抗する防波堤としてモブツを支援してきましたが、今は最前線に立って、ザイールでの民主主義を求めて圧力をかけています。

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トーイックの1~3年生の分のスコアを送ってもらいました。どの学年も平均は大差ないようです。

3年生は800点台2人、600点台が1人、500点台後半が7人。

2年生は留学生がほぼ満点、700点台が2人、600点台が2人、500点台後半が4人。

1年生は700点台が1人、600点台が1人、500点台後半が4人。

ただ、リスニングと同じくらいリーディングが取れれば、700点台になりそうな人が1年生で数人。リスニング、がんばってやったんやろなあ。

スコア必要な人は、引き続き、手伝うんで、いつでもどうぞ。メールで連絡をもらえれば部屋で話しをするよ。夏休みに集中してと思ってる人も、もちろんつき合えると思うよ。

次回聞いてみるけど、希望があれば、最後の授業ですでにプリントを配ってあるTest 1 Part2(リスニング4つのうちの一つ、疑問文に対する答え方)とPart 6(リーディング3つのうちの一つ、文法問題関連。)をやってもええけどね。

後期はTest 1のPart3, 4, 7をやって、まだやれそうならTest 2も、と考えています。(トーイックのスコアが500点台の後半以上の人は、たぶん授業で会えないと思うけど。)

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今期、大きなクラスを持たない分、余裕を持って成績も出せると思うし、八月九月はフルに使えたらと思っています。

大学には小説を書く空間が欲しくて来たんで、そろそろ書いて稼がんとなあ、と原稿用紙を印刷して書き始めました。衆目にたえるものが書けるかどうか、書いてみんとわからんけど。70のデビュー、かあ。

英語 Ra1(2)

11回目でした。残りの日程確認です。

12回目→7月8日(月)

13回目→7月17日(水)月曜日振替授業

14回目→7月22日(月):黒木くんの2回目のアンケート

15回目最終授業→7月28日(月)

<今回は>

CNNの聞き取りを河野多恵さんがファイルを使って、新聞記事は伊藤さんが途中まで要約をやってくれました。わりと詳細にやれたのは二人がきっちりとやって来てくれてたからやと思います。ニュースの発音(flare, fertile, forested, lying dormantなど)や、英語独特の表現(from nowhere, A mission will have to be financed by other countries, not hisなど)を、結構詳しく。特に日本語と英語の基本的な発音や構造の違う言葉をめぐって。

transcriptionとやったところまでの日本語訳を最後に貼っときます。細かいところは見比べてや。

<次回は>

日本語訳の続きと、キンシャサ経由で今回のニュースの最初に出て来た北東部の村に近いキサンガニ(一枚目が地図のプリントで確認してや)にアメリカの医者がボランティアで行くアメリカのテレビドラマERを観てもらおうと思っています。そのあとコンゴの曲を一曲聴いてもらって、時間があれば、2回目のエボラ騒動があったあとの国の行方や政治の流れを配ったプリントを解説しながらさっと辿ったあと、1976年の一回目のエボラ騒動→一回目に世界のスポットライトを浴びたコンゴの独立とコンゴ危機→レオポルド2世の植民地「コンゴ自由国」→アフリカ争奪戦とアフリカ分割と遡ろうと思っています。次の時間では終わらないと思うけど。

その辺りの流れを理解してもらえるように、その辺りの年表をもう一回貼り、書いたものにももう一回リンクも→「医学生と新興感染症―1995年のエボラ出血熱騒動とコンゴをめぐって―」

1960年 ベルギーから独立(初代首相ルムンバ)

1963年 コンゴ危機(ルムンバが惨殺され、モブツが担ぎ出される

1976年 第一回のエボラ出血熱騒動

1995年 二回目のエボラ出血熱騒動

1996年 モブツがモロッコに逃げ、カビラがキンシャサに(ザイールが崩壊、カビラが新しいリーダーに担がれる)

プリントのなかの"Zaire’s turmoil"も読んでや。

テレビ映画ERの解説を少々。ER緊急救命室は、アメリカ合衆国のNBCで放送されたテレビドラマシリーズ。1994年9月9日から2009年4月2日にかけて311エピソードを放映。日本ではNHKがBS2で第13シーズンまで放送済み。

今回観てもらうのは、「緊急救命室ERIX6『悪夢』46分。

続編はERX1『失われた友を求めて』46分。観たい人はいつでもDVDをコピーするよ。

* IX6『悪夢』(授業で観た分)・・・国際医療同盟の活動に参加していたコバッチュに助けを求められ、アフリカ・コンゴ共和国の難民キャンプでの医療支援活動に参加する。

* X1『失われた友を求めて』・・・強い意思でコンゴの激戦区に残ったコバッチュが死亡したとの連絡を受け、彼を残してきてしまった罪悪感から再びコンゴに飛び、コバッチュの生存を確認し彼をアメリカへ送った後も、自分の居場所と使命を見出しコンゴに留まる。

コンゴに関しては他にも次回紹介するつもりの「アウトブレイク」と、アイゼンハワーがCIAに命じて暗殺させたルムンバの映画「ルムンバの叫び」という映画もあります↓

「ルムンバの叫び」115分→goo 映画

志半ばで命を奪われたコンゴの初代首相、パトリス・ルムンバの生涯を描いた作品。2000年仏・ベルギー・独・ハイチ。

「アウトブレイク」127分

アウトブレイク (Outbreak) は1995年制作のアメリカ映画。アフリカからアメリカに持ち込まれた非常に致死性の高いウィルスに立ち向かう人々を描いたサスペンス。1967年、アフリカで内戦に参加していたアメリカ軍の部隊が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。軍は隠蔽のため部隊のキャンプを気化爆弾で消滅させた。そして現在、アフリカの小さな村が原因不明のウイルス感染で全滅状態となった。CDCのダニエルズ大佐の調査で、正体が判明した。そんな折、アフリカから一匹のサルがアメリカに密輸入された。密売人のジンボは、町のペットショップに売りつける事に失敗し、やむなくサルを森に放した。その後、そのサルに関わった、ジンボや周辺の人々が原因不明のウイルス感染で次々と死亡。感染が広まったシーダークリークという町は大混乱に陥った。ダニエルズは調査を進めていく中、原因不明のウイルスの謎に迫っていく事となる。

観たい人は、いつでもどうぞ。

来週に、また。

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きのうの朝、電話がかかってきました。信州で小児科医をしている蓮見くんからです。プリントで配っているアフリカの音楽について書いてくれた服部くんや工業高校を出たあと看護士になってボリビアに海外青年協力隊で行ったあと二年宅浪をしたあと医科大に入って来た夏目くんなんかと部屋でよういっしょになってた卒業生で、信州の佐久総合病院で研修を受けて、そのまま気に入って、今は家を建てて住んでいます。永住するようで。
佐久総合病院は地域医療の発祥の地みたいで、研修制度もいいからとそこで初期研修を受けて小児科医になったみたい。作家の南木佳士さん(『医学生』で直木賞をもらったかな)も精神科医として今もいるようです。僕は小説を書く時間がほしいと大学の教員になったけど、南木さんは医者をしながら書いてるみたいです。そろそろ書いて新人賞向けに投稿しようと思って「文学界」の募集要項をコピーするついでにぱらっとめくったら、南木さんも原稿を書いてはったな。
蓮見くんは東京の私学を出たあと、海外青年協力隊員としてジンバブエで体育の教師をしてから医科大学に。今回は剣道部の集まりに久しぶりに出るために来るようで、日曜日は日南で用事を済ませてから、お茶でも、ということになってます。

ときどき、そんな電話がかかって来るね。退職前には秋田から子供三人を連れて、岡山からは長男といっしょに、岸和田からはご主人と子供さんを連れて。

今回は、医学科の5年生と奥さん、地域資源の4年生も誘おうかと思っているけど、どうなるやろなあ。

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transcriptionと日本語訳

In Zaire the deadly Ebola virus has claimed more than one hundred lives. At least thirty six more are infected with the disease. And Gary Striker reports the source of Ebola still eludes scientists:

ザイールでは致死的なエボラウィルスによって百名以上の死者が出ました。少なくとも更に36以上がその病気に感染しています。ゲイリー・ストライカーは、科学者にもいまだに原因が解っていないと、次のように報告しています。

“A thousand kilometers north of the Ebola outbreak, Zaire’s President Mobutu visits the town of Gimena. He arrived here from the capital where the population faces the threat of an epidemic, now less than two hundred kilometers from Kinshasa. For the people here Ebola seems very far away, too far they would say to affect their lives. But until last month world’s only Ebola victims were found in this remote region. For nearly twenty years the only known outbreaks of Ebola have been reported here in northern and neiboring Sudan. But the latest epidemic in the southwest has convinced many scientists that Ebola virus is probably lying dormant over wide area of tropical Africa. What scientists do not know is where to find the virus between human epidemics. When it flares up apparently from nowhere, spreads and kills its victims quickly, then disappears just as fast."

エボラ騒動のあった場所より千キロ北部にあるギメナの町をザイールのモブツ大統領が訪れています。キンシャサから二百キロも離れておらず、今現在疫病の危機に直面している首都からこの町に到着しました。ここの住民にはエボラはまったく遠くの出来事のようで、余りにも遠く離れているのでまったく生活に影響はないと言えそうです。しかし先月までは、エボラの犠牲者が出たのはこの遠く離れた地域だけでした。ほぼ二十年間でエボラウィルスの発生が報告されたのは隣国スーダンとの境の北部のこの辺りだけです。しかし、南西部で発生した最近の疫病で多くの科学者はエボラウィルスはあそらく熱帯アフリカの広い範囲で至る所に潜んでいると確信を持ちました。科学者に解らないのは疫病が流行るたびにどこでウィルスを見つければいいのかということです。どこかはっきりしない場所からわーっと広がって蔓延して犠牲者を出しては素早く、できるだけ早く消えてしまいます。

“People speculate whether plants, animals, insects or whatever we don’t know. That’s what we really would like to know."

「人々は植物か動物か昆虫か私たちの知らないものが原因だと思っているようですが、それは私たちが本当に知りたいと思っているものです。」

Somewhere in this fertile and forested region the Ebola virus is carried by an animal or insect or maybe even a plant. A vector organism carries the virus without harm to itself eventually passing it to a human victim. Finding the vector for Ebola will be a major step in understanding the virus and eventually finding a way to save the lives of its victims. The first priority now for the international medical team in Kikwit is to contain the Ebola outbreak. Beyond that a long process of investigation and analysis lies ahead. Months and probably years of field work to track down the virus on its homeground. A mission, President Mobutu says will have to be financed by other countries, not his. But this is an era of budgets cutbacks for science. And even if money is available for research on Ebola, finding out where it hides and how to kill it could still be at the far end of a very long road. Gary Striker, CNN, Gimena, Zaire."

この豊かな森林地帯のどこかに、エボラウィルスは動物か昆虫か、あるいは植物によって運びこまれて来ています。病気の媒介生物が自分自身は被害を受けないでそのウィルスを運び、実際に人間の犠牲者にそれを伝染させます。エボラの媒体生物を発見することが、ウィルスを理解し、実際に犠牲者の命を救うための大きな歩みになるでしょう。キクウィットの国際医療チームが今一番しなければいけないのは、エボラの発生を抑えることです。そのあと、調査や分析の長い過程が先に待ち受けています。何ヶ月も、おそらく何年もかけて現地調査を行ない、ウィルスが発生した土地でウィルスを追跡しなければなりません。特別任務を請け負う人たちは自分ではなく、他の国から財政支援を受けることになるだろうとモブツ大統領は語っています。しかい今は科学予算の削減の時代です。たとえエボラの研究に予算がついたとしても、ウィルスがどこに潜んでいるのか、ウィルスを如何に撃退するのかの解決策を見いだすのは、道の遙かにかなたの話になりそうです。ケーブルネットワークニュースのゲイリー・ストライカーが、ザイールのギメナからお伝えしました。

新聞記事日本語訳(伊藤さんがやってくれたところまで。)

The Ebola virus outbreak in Zaire has refocused attention on the vast nation of 40 million people in the heart of Africa that has lurched from one crisis to another since independence from Belgium in 1963 (sic).

ザイールでエボラウィルスが発生して、1963年(原文のまま)のベルギーからの独立以来、数々の危機に揺れ動いて来た中部にあるアフリカ4000万人の広大な国に再び注目が集まりました。

The virus, for which there is no known cure or vaccine, has killed at least 64 people.

治療薬もワクチンも知られていないウィルスは少なくとも64人の死者を出しました。

Many Zaireans are openly angry at the government of President Mobutu Sese Seko, who has ruled unchallenged for most of the past 30 years and, according to critics, salted a way (sic) a personal fortune estimated in billions of dollars.

批評家によれば、多くのザイール人が過去30年間無投票で当選し、不正にためこんだ個人の資産が数十億ドルにのぼるといわれるモブツ・セセ・セコ大統領の政府に公然と腹を立てています。

Opposition commentators and independent journalists blame the frequency of epidemics and lack of resources to deal with them on corruption and mismanagement of the wealth of a country blessed with just about every strategic mineral known to man.

反対派の批評家やフリーのジャーナリストは、流行病が頻繁に起こるのも、取り扱う資源が不足するのも、既知のあらゆる戦略的に重要な鉱物資源に恵まれている国の富の管理ミスと賄賂のせいだと指摘しています。

“Mismanagement of public resources that leads to poor management of the environment create opportunistic factors for the birth and spread of epidemics," lamented an editorial in the opposition newspaper Le Palmares.

「環境の管理不備に繋がる、公共資源の管理ミスが日和見的な要因を作り出して、流行病を発生させたり、広げたりしている。」と反対派の新聞ル・パルメール(Le Palmares)の社説は嘆いています。

“Health facilities are in a deplorable state. We have been heading for disaster for a long time," Lambaert Mende, spokesman for Zaire’s chief opposition leader Etienue Tshisekedi said.

「医療関係施設は悲惨な状況です。私たちは長い間、大災害が起きてもおかしくない方向に向かって進んできました。」とザイールの野党指導者エティニュエ・ツィセケディ(Etinue Tshisekedi)のスポークスマン、ランバエルト・メンデ(Lambaert Mende)は言いました。

Corruption has eaten deep into the fabric of Zairean society and government and even quarantine measures announced to keep the Ebola virus from the capital of five million people are being undermined by bribery, Kinshasa city officials say.

賄賂はザイールの社会と政府に深く染み込んでおり、500万人が住む首都をエボラウィルスから守るために発令された隔離手段でさえも賄賂がきく有様です、とキンシャサ市職員が言います。

Public workers are owed several months salary and bribery has become a way of life.

公務員は何ヶ月分もの給料を払ってもらえず、賄賂は生活の一手段となってしまっています。

英語 Ra1(2)

10回目の授業でした。

<今回>は

先に、1995年のエボラ出血熱騒動のCNNの映像を見てのListening Comprehension Practiceをやったけど、僕の解説の英語やニュースの内容は大体わかったかいな。

次回CNNの聞き取り(河野多恵さん)、新聞記事(伊藤さん)をやると、意味内容や歴史背景も少しはわかるやろかなあ。

コンゴとエボラ出血熱については書いて雑誌に発表したことがあります。読むとわかりやすいんやないやろか。このブログにも載せてあるんで。↓

「医学生と新興感染症―1995年のエボラ出血熱騒動とコンゴをめぐって―」

CNNのmp3を参考ファイルに置いておきます。聞き取りの用紙を使ってやってみてや。

配ったエボラ出血熱騒動・コンゴ(当時はザイール)のプリントの解説も少々。

少し解説したのをまとめると

1960年 ベルギーから独立(初代首相ルムンバ)

1963年 コンゴ危機(ルムンバが惨殺され、モブツが担ぎ出される

1976年 第一回のエボラ出血熱騒動

1995年 二回目のエボラ出血熱騒動

1996年 モブツがモロッコに逃げ、カビラがキンシャサに(ザイールが崩壊、カビラが新しいリーダーに担がれる)

そのあたりの情勢については、今日配ったなかにテキスト("Zaire’s turmoil")を入れてあります。2冊目の英文の3章今日的問題の一つとして取り上げました。一つはエイズ、もう一つは今日配ったプリントの中の英文"My stay in Harare, 1992″です。

モブツ政権を倒して大統領に推されたローラン・カビラ

<次回>は

今日やれなかった南アフリカの残りと、1992年にジンバブエに行ったときの話、それからCNNの聞き取り(河野多恵さん)、新聞記事(伊藤さん)、どっちも発表してもらえる時間が取れるとええけどね。

ジンバブエの首都ハラレで借りて暮らした家

ジンバブエ大学で仲良くなったアレックス・ムチャデイ・ニョタくん

配ったプリント

* 名誉白人についての記事

* ジンバブエに関して("My stay in Harare, 1992″ B4表裏、「ジンバブエの旅」「アフリカは遠かった」B4表裏 )

* CNNニュース(聞き取り)B4表

* 新聞記事B5表("Ebola virus returns Zaire into world’s spotlight")

*  歌の解説(服部くんの “Music in KENYA & TANAZANIA"

* エボラとコンゴ(地図が表紙のB4表裏6枚、貴重な英文も入れてあるんで、読んでや。)

初代首相のパトリス・ルムンバ

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課題も集めました。量が少ないのや時間切れでしっかり出来てないと思ってる人は、少し時間をかけて再提出してもええで。最終期限は最終授業の時。

今日も繰り返し言ったけど、仮説を立ててインプットした情報を使って論理的にものを述べるという作業は、大学ですべきことの一つ。

出した課題の評価を知りたい人はメールをしてくれたら、時間を打ち合わせて、実際の課題を前にしていろいろ話を出来ると思うよ。いつでも連絡してや。

来週に、また。

英語 Ra1(2)

9回目の授業でした。

<今回>は

2巡目のコメントの続き(香川さん、河口くん、河野多恵さん、河野舞香さん、小金丸くん、小松くん)のあとトーイックの過去問、サンプルのリーディングPart5と6、だけでした。やっぱり時間かかるね。

あと配ったサンプルの7と、test 1のPart 2とPart 6は、解説も配ったので、やってみぃや。1回試験を受けてみると大体感じがわかると思うけど、折角の機会なんである程度やれるところまでやってみるのもええと思うな。結果をみて、もっとやりたいと感じた人は、その時はいつでも協力するで。

トーイックの過去問と『金のフレーズ』は継続的にやるつもり、もちろん後期も含めて。

でも最後は自分がやるかどうか、何でもそうかも知れへんな。

<次回>は

①南アフリカの残り(日本と南アフリカの関係)をやったあと、エボラ出血熱騒動とコンゴ→コンゴの独立・コンゴ危機→植民地時代→アフリカ争奪戦・アフリカ分割と歴史を辿る中で、所謂日本も含めた先進国と第三世界について、いろいろ考える機会にしてもらえればと思っています。

南アフリカの週刊新聞の第2回のエボラ騒動の特集記事

実際には1995年の第2回のエボラ騒動をめぐって実際に報道されたニュースや映画、ドキュメンタリーに、新聞記事などを使って、いろんな面から見ていくつもりです。

ニュースでListening Comprehension Practices(聞き取り理解の演習)をやったあと時間に余裕があれば、旅番組やNBAでも少しListening Comprehension Practicesをやれたらと思ってるけど、どこまでやれるやろかな。

サンフランシスコの漁夫の波止場

来週は課題の提出、この機会を利用して、たくさん読んでたくさん考えて、仮説を設定して論理的に述べるという練習もやりや。大学でする大事なことの一つやからね。

行った夜間では一年しかゼミがなかったし、卒業論文も必修ではなかったんで、いわゆる卒論を書かなかったけど、その分、5年ほど教師をしたあと行った修士課程では、本気で修士論文を書いたね。もちろん大学の職を探す最低限の条件やったというのもあるけど、ほとんど誰の助けも借りずに自分で好きなテーマをみつけて仮説を立てて論証するというのは、僕の性にあってたみたい。英語で書いたのを最近ブログに掲載し直しました。(ホームページではPDFで見られるようにはしてたけど)

ゼミの担当者貫名さん

「がまぐちの貯金が二円くらいになりました」

“Richard Wright and His World”
「アングロ・サクソン侵略の系譜6:リチャード・ライトの世界」続モンド通信6、2019年5月20日)