つれづれに

つれづれに:南瓜の柵完成

作業途中

一応完成

 瓢箪南瓜(ひょうたんかぼちゃ)の柵が何とか出来た。3日前にそう書きたかったが、その日は最後までは作業が進まなかった。竹と竹を針金で縛る作業も、なかなか手間がかかる。機材で穴を掘って固定した杭や、竹を縛った針金の「成果はあるやろな?」と言いたくなる。

次の日は、また雨で、昨日は曇天で始まったが、作業を始めたら陽が照り始めた。思うように行かないものだ。昼前から夕方までかかって、ようやく完成した。雨の合間の曇りのち晴れの2日を使えたのは、有難かった。これで南瓜も蔓を上に延ばせるだろう。種から芽を出し、繁る茄子(なす)の葉っぱの下で地を這っていた南瓜は、追って植え替えである。夕方食事をして、また出ようとしたら雨が降り始めた。植え替えの作業は出来なかったわけである。南瓜の横に、西瓜(すいか)と瓜(うり)の種を蒔いたが、芽が出ているのは少しだけである。それでも諦めずに、種を蒔いておこう。

そのままだと地を這(は)うので、添え木をして柵に登ってもらわないと‥‥

 南瓜の柵をだいぶ上から竹を編んだので、頭を下げずに下に潜り込める。生ってみないと何とも言えないが、ひょっとして西瓜と瓜が出来でもしたら、中に入って収穫も出来る。

もっと畑の面積が広ければ、それぞれ余裕を持って別々に植えられるのだが、今よりも広いと、体がついていかない。20坪くらいが今の体力に見合う広さのようである。もちろん究極の不耕起もあるが、その覚悟はない。無駄に几帳面な性格が災いして、苗を植え替える前に、必ず油粕と鶏糞と石灰を仕込まないと気が済まないので、手間と時間がかかる。米麹(こうじ)を買いに行く農産物店で、牛糞(↓)が手ごろな値段で入れてあったので、買ってきた。老人用に気を配っているのか、運びやすい重さだ。そろそろ鶏糞も仕入れないといけないが、20キロは最近とみに重さが増している。

 この前は相当雨が降ったので、きれいに洗っていたポリバケツ(↓)に雨水が溜まっている。7個分である。台風の時は、水を貯めるようにしている。トイレと風呂はこれで急場が凌(しの)げる。夏場は1週間もすれば水が濁って、そのうち腐って来る。大雨になりそうなときは、きれいにあらって、ガレージの壊れた樋の真下に置く。雨量にもよるが、最近の雨なら一晩で一杯になる。水の溜まったポリバケツの移動にも、力が要る。蓋(ふた)をしておくと、長持ちするようである。

昨日はさっそく、どくだみを洗って、ガレージに陰干しした。朝方、どくだみ用の純米酒を買いに行く途中で、どくだみの宝庫を見つけた。150本ほどはあったようで、洗って陰干ししたわけである。この前、たくさん採って来た分を水に一晩浸けていたら、傷んでしまったので、今回は何としてもその日のうちにと思ったのである。陰干しした分(↓)を酒に浸けるだけだが、今のところ1.5リットル瓶を5つ浸けた。この倍は造っておきたい。毎日採ったばかりの小さめの若いどくだみを20本ほど、風呂に浮かべている。効能の方はすぐに変化がとはいかないが、昔から野草を摘んでたくさんの人が工夫して来たのだから、効き目があるだろう。

 まだ雨模様が続きそうなので、河川の氾濫などが心配である。梅雨があけると、また暑さとのたたかいの毎日が始まる。次は露草である。散歩に出て歩いている時も自転車に乗っている時にも、だいぶ目にするようになった。効能と利用の仕方を調べて、今年は一回はやってみたいと思ってはいるが、さてどうなるか?

家の北側のどくだみ、去年までは雑草だったのに‥‥どくだみの宝庫とは

つれづれに

つれづれに:南瓜の柵に苦戦中

「私の散歩道2023~犬・猫・ときどき馬~」7月「馬の親子(カフェとモカ)とねじ花」

 7月になった。1年の半分が過ぎたわけで、今日から後半である。

紫陽花(あじさい)も梔子(くちなし)も終わった。この前、咲き終わった花の方が多めの梔子の何本かの樹から辛うじて蕾を見つけて持ち帰り、花瓶に生けた。たくさんあったので、残りは雨水を貯めたポリバケツの中に浸けて置いた。それで、少し寿命が延びたようだが、それももう終わりかけである。花が一杯の時は、甘酸っぱい香りでむせるようだった。なぜか梔子の花は描いてもらっていない。本の表紙に残っているだけである。→本紹介56 『ジェームズ・ディーンの『エデンの東』のようで』

瓢箪南瓜(ひょうたんかぼちゃ)の柵に苦戦したままである。心配していた通り、畑に出るのが億劫になる時期に入ってしまったからである。一昨日の夕方は、雨の合間に外にしばらく畑に出て、柵の横軸の竹を針金で固定する作業をしていたら、案の定、3か所ほど藪蚊に噛まれてしまった。高い場所で作業するので脚立を立てて、下に4つも蚊取り線香を置いていたのに、である。そのあと、また大雨になった。

きのうは雷も伴って相当降ったので、きれいに洗っていたポリバケツに雨水が溜まっている。雨が止んで、明日は降らないような予報なので、何とか柵をしてしまいたいが‥‥。そろそろ蔓に勢いがついて来たので、これ以上は先延ばしに出来ないし。

 カレンダーの6月のイリスは、宮崎では季節と合ってないが、7月の捩花(ねじばな)は、大体合っている。大体というのは「咲き始めの花もあり、枯れかけの花もある状態なので、ぴったりかどうかは怪しい」くらいの意味である。鮮やかな花なのに、小さいし雑草の中に生えている時もあって、単独で撮られた写真のように見えることも少ないし、雑草という範疇(はんちゅう)の扱いなので「昨日ここで見たのに‥‥」ということも多い。花の盛りと契約する業者の草刈りの時期が同じ場合が多いからだろう。

「私の散歩道2023~犬・猫・ときどき馬~」6月「アヌル猫とイリス」

その感覚は通草(あけび)を探している時によく味わった感覚である。蔓植物は他の樹からすれば厄介物なので、草を刈る時期になくなることも多い。実がなるようになるまでに数年はかかる。実を見つけて採るようになったある日、採りに行ったらなかったということが多かった。大学のグラウンドのフェンス高くに登っているのを見つけた時は「こんなとこにもあるんや」と変に感心しながら、フェンスに登って採った。3年くらい後に、刈り取られてなくなっていた。そのあと、そのフェンスごと消えてしまった。

個展会場→九州芸術の杜(大分県飯田高原)近くで見たあけび

 看護学科が出来て人と車が増え、それまでの駐車場では収まり切れなくなったからである。最終的には運動場が駐車場になった。あれから、だいぶ年月が経つ。統合で大学が学部になって、メインキャンパスの一番西端の空き地を医学部の運動場に代替して、学部の運動場が駐車場になった。統合相手の大学が全国で一番近い距離にあったのと、医学部から学長が出ていたのでそういう流れになった。

本来は大学内で揉めてもおかしくない状況だったが、学生との話し合いを経て実現した。テニス場は残ったが、野球とラグビーとサッカーはその運動場を使っている。ときが過ぎるとその経緯を知っている学生もいないし、医学部の学生はほとんどが車に乗っているので、移動に大きな問題もないし、何もなかったように、当たり前に学生は行き来している。

通草も駐車場も、メインキャンパスが医学部と家の間にあって、自転車で往復しながらずっと経緯を見て来たので、より身近なものだったのかも知れない。

「私の散歩道2014~犬・猫・ときどき馬」11月(企業採用分)

つれづれに

つれづれに:脱稿

「のうぜん葛」

 脱稿した。小説の4作目である。30×40字で128枚、400字詰め原稿用紙に換算して384枚の作品である。

「脱稿間近」をきのう書き、6月一杯くらいはかかりそうな気配だったが、意外と最後はすんなり行った。これから、読み返して7月の中旬にはウェブで原稿を送れそうである。

ここ一月ほどは時間も不規則になり、運動も少し足りていない。畑に出る時間が増やせると、自然に生活も立て直せるような気がする。ただ、暑くなって次の節気7月7日の小暑(しょうしょ)の頃には外に出るのも億劫になりそうなので、せめてそれまでに瓢箪南瓜(ひょうたんかぼちゃ)の竹の柵を完成させ、伸び放題のとまとや茄子の添え木はやっておきたい。

去年の瓢箪南瓜

 農薬は使えないが、20倍くらいに希釈した酢をかけているせいか、茄子の葉っぱが生き生きとしている。少し油断するとすぐに虫の天国になって、葉も枯れてしまうので、根気よくやれるといいんだが。

去年の茄子

 今年は娘の薦めで、どくだみ(↓)を集めている。採ってきれいに洗い、何日か陰干しをして酒に浸けるだけだが、皮膚病にはいいらしい。娘と妻は気に入ってる。なぜか北側の花壇やと砂利を敷いた通り道はどくだみだらけだ。娘がウェブで調べると、「無農薬」を記したどくだみの束が売られているらしい。どこにでも生えるわけではなく、家屋敷の周りに多いようである。近くの空き家にぎっしりと生えている場所を見つけた。家の分をすべて取り終えたら、空き家からもらってくるつもりだ。

庭から摘んできたどくだみを雨の貯め水ですすいでから、お風呂にもいれている。妻と2人で、なんだか効きそうといいながら、毎日湯に浸かっている。どくだみを摘んでウェブで売ろうと思わなくて済む生活が出来るのは、有難いんやろか?

つゆ草もいいらしい。ただ、ことしはどくだみだけで精一杯かも知れない。午前中の散歩の途中に見かけたつゆ草を、夕方確認しに行ったとき、花が見当たらなかった。夕方には花を閉じるらしい。

つれづれに

つれづれに:脱稿間近

 6月(↓)も中旬を過ぎている。先日はじめて、散歩の途中に「のうぜん葛」(↑)の朱色の花が垂れ下がっている光景に出くわした。

「私の散歩道2023~犬・猫・ときどき馬~」6月「アヌル猫とイリス」

 小説の4作目の脱稿が間近になった。あと30×12字か×30×42字くらいにまとめれば仕上がる。400字詰め原稿用紙に換算して400枚足らずの小説になりそうである。

今回はわりと変則的な書き方になった。大きな3つの山の1つ目はわりとすんなり進んだが、2つ目の山の途中で長いこと先に進まなくなった。仕方なく先に3つ目の山を書き、最後に終章をつけ足して、それから2つ目の山に戻った。そこでも最後手前でまた長いこと停滞したが、書いていた部分を大幅に削除したら、一気に最後まで行けそうな気配になった。やっと、脱稿が間近になったというわけである。余り長くなると、気持ちもだれる。今月中には終わり、2週間ほどまた見直して7月の中旬にはウェブで送信できればいいが。今回は300万、そううまいこと行くかいな、ほんまに。

5作目を書いておくつもりだが、少しだけ塊りが心の真ん中辺りにあるような気がするので、それを膨らませたらと考えてはいるが、今はさっぱり先が見えない。

 長いことその渦中にあって周りが余り見えなかったが、気がついたら前回の更新からひと月以上が経っている。その間、旧暦では5月21日の小満(しょうまん)、6月6日の芒種(ぼうしゅ)の2節気をやり過ごし、6月21日からは夏至(げし)に入っている。小満は「あらゆる生命が満ち満ちていく時期」、「芒種は蚕が桑の葉をたくさん食べて成長する頃」、「夏至は1年で1番に昼の時間が長い日」らしい。次の節気7月7日の小暑(しょうしょ)の頃には、梅雨も明け、暑さが本格的になっていて、外に出るのも億劫になっていそうである。

散歩の途中でみかけた捩花(↑、ネジバナ)は、次に歩いたときには業者が入ってすでに刈り取られてなくなっていた。季節は着実に移っている。

 瓢箪南瓜(ひゅたんかぼちゃ)の柵(↑)も、何回か竹取爺さんをやって、縦の杭と竹だけは何とか用意できた。あとは横の竹を針金で固定すれば、何とか出来上がりである。南瓜は植え替えても枯れることは少ないので、何本か植え替えれば、あとは蔓(つる)が延びて実をつけてくれるのを待つだけである。穴掘りの機材(↓)でしっかりと穴を掘って木の杭を打ち込んだので、たぶん台風の雨風でも大丈夫だろう。いやいや、台風を侮ってはいけない。また竹が傾いてしまう可能性もある。ここが宮崎だということを忘れてはいけない。台風前に稲刈りを終える知恵を生み出した土地で、昔から台風の通り道なのだから。

「私の散歩道2009~犬・猫ときどき馬~」8月(企業採用分)