つれづれに:さくら満開(2023年3月30日)

つれづれに

つれづれに:さくら満開

「桜」(小島けい絵のブログ Forget Me Not)

 桜の季節になった。

きのう散歩の途中に高台の公園を通ったら、平日だったが何組かが満開の桜の下にシートを敷いて食事を楽しんでいた。今日も何組か見かけた。週末には、たくさんの家族ずれで公園も賑わうだろう。

いつも青島を確かめる場所にも桜が咲いている。この前写真を撮った時は蕾が固かったが‥‥。

たんぼでは田植えの作業が継続中である。超早場米に備えて、ほぼ田植えを終わっている。残っている分も、この週末には作業が終わるだろう。果樹園でおじいさんが丹精をこめて作った不揃いの果物を置いている百円コーナーからの帰り道に田植え作業の場面に出くわし、写真を撮った。

「米つくってみませんか?たんぼもトラクターもぜーんぶ貸しますよ。今はトラクターに乗ってるだけで、下にも下りずに作業が終わりますよ。最近、年寄りが多くなって、米をつくる人が減り、たんぼも機械も余ってますから‥‥」

物産展をしていたわたなべさんと仲良くなっていろいろしゃべるようになった。「友人に鶏糞を一杯もらったので、持って帰って下さいよ」と言われて、近くの畑に鶏糞をもらいに行ったとき、たまたま作業をしていた人とわたなべさんが仲良くしゃべっている横に座った。そのとき、話しかけられた。若かったら、たぶん「おもしろそうですねえ、ぜひ」と飛びついた気もするが「そうですねえ」と言ってやんわりと断った。しばらくわたなべさんの小学校の話を聞きながら、加江田の山に向かって3人で並んで座っていた。体調を崩して店をやめたが、わたなべさどうしてはるやろ?

最初に宮崎に来た1980年代の終わりに初めてこの時期の田植えを見て驚いたが、ずいぶんと見慣れた。去年の秋に会って食事した人は鹿児島から来ていたが、鹿児島では超早場米用の田植えはないと言っていた。「つれづれに」→2017/03/13「 田植えが始まりました。」

春は花が多彩である。桜のむこうに木蓮が咲いていた。白木蓮は終わって、紫木蓮が盛りだ。あちこちに咲いている。→「木蓮」(Forget Me Not)

躑躅(つつじ)も真っ盛りである。眩しいくらいだ。妻が表紙を描いているときに、演劇の本の表紙絵に躑躅を頼まれた。冬場で季節外れだったが、探し回ったら、ぽつぽつ花が咲いているのに気がついた。表紙絵には役に立たなかったが‥‥→正木邦彦『グッバイ、ネバーランド』(Forget Me Not)

ほぼ普段通りの生活が出来るようになった。ありがたいことである。畑の勢いが夏野菜向けである。食べて、寝て、歩いて、その空いた時間に畑に出て、4作目の小説を書いている。そんな感じで毎日が過ぎていく。充分に有難い。