紫木蓮(しもくれん)
白木蓮のあと紫木蓮が咲き出した。くっきりと鮮やかな白木蓮(→「つれづれに:白木蓮」、3月12日)とは違った趣があり、紫色の華には気品が漂う。
朝霧の家の庭に咲く花はそう多くなかったが、水仙が芽を出し、梅が咲き、沈丁花のにほいが漂ったあと、紫木蓮の紫の花が咲いていた。しもくれんとという呼び名も響きがいい。白い華の方はびゃくもくれんと呼んでいたが、ウェブではハクモクレンの方が多いようである。→「木蓮」
最初妻は花の絵ばかり描いていたが、木蓮もその一つでカレンダーにもなっている。絵に使う花や実を探すのは私の役目で、紫木蓮の枝も何回か頂戴した。いい枝が見つかってもらおうとしたが、ちょうど交番の前だった。それでも結局、頃を見計らって枝を何本か摘んで無事持ち帰り、カレンダーの表紙絵になった。↓
「私の散歩道2011~犬・猫・ときどき馬~」表紙(企業採用分)
「私の散歩道2013~犬・猫・ときどき馬~」4月(企業採用分)
木蓮と玄風:「私の散歩道2013~犬・猫・ときどき馬~」3月
「私の散歩道2014~犬・猫・ときどき馬~」表紙(企業採用分)
→「私の散歩道~犬・猫・ときどき馬~一覧(2004年~2021年)」もどうぞ。個展にも出品して見てもらった。↓
→「小島けい個展 2009に行きました。」(2009年9月25日)
妻の絵のブログ→「Forget Me Not」を作ってもらって以来、私が更新を続けている。私のホームページ→「ノアと三太」には元々訪れてくれた人の数を示すカウンターがついていて、訪問者数を確認出来た。2003年に授業用にホームページを作ってもらったあと暫くして、絵のブログも作ってもらった。退職したあと、再任用されたとき、更新し易く画像も簡単に入れられるようにと、授業用のブログを作ってくれた。長い間、せっせと書いて使い続けたご褒美だったようである。多くの学生がカリキュラムの改定のあおりを受けて、学士力難民が溢れ返った時から一年に4~5科目を持つようになり、利用者の数もぐんと増えた。半期に1000人以上持った年もあるから、その時はカウンターも3桁を越えていた。
あるときブログでもカウンターを見られるんやろかと聞いてみたら、検索エンジンを探してくれた。訪問者のIPアドレスまで確認出来る。知らなかったが、絵のブログには毎日20人前後の訪問者、100回ほどの訪問数があるようである。最も訪問数が多いのはアメリカ、次いでソ連、日本、ドイツ、中国、スウェーデン、次がウクライナ。戦時下に、サイトを訪れてくれているようだ。そのあとが、オランダ、ベトナム、フランス(以上10位まで)
それで絵のブログに英語訳を少しずつつけることにした。木蓮の英語を調べて見たら、木蓮、辛夷(こぶし)、泰山木(たいさんぼく)などのモクレン科は、一般にはすべて Magnoliaが使われていることが多いようだ。そう頻繁には使われないらしいが、もちろん個別の名前もあるし、学名もある。ただ、絵のブログの場合、絵があるので、少々名前の使われ方にずれがあっても、そう支障はないだろう、と思う。泰山木はMagnolia、白木蓮はWhite Magnolia、紫木蓮はPurple Magnolia、辛夷だけは学名を拝借して Kobushi Magnolia、それでいくことにした。
膨大な量なので、英語訳をつけるのも時間がかかりそう。カウンターで成果が確かめられれば、少しは励みになるかも知れない。道は、果てしなく続きそうである。