青島と少年
7月も24日になった。今回の月末の締め切りまで、あと8日になった。あと5回原稿のチェックをと考えてからだいぶ日が経つのにまだ1回目が終わっていない。予定通り行かないものである。食べることと眠ることと歩くことに毎日精一杯である。→「暑中」(今年は小暑の初め7月7日~大暑の終わり8月6日)の暑さも先が見えてきた。もうすぐ、少なくとも朝晩は凌(しの)ぎやすくなるだろう。あと一息である。さっき雷が轟いて、直後に雨が降り出した。すでに青空が見えてきたが、これで水遣りをしなくて済む。恵みの雨である。
青島では4種類の写真を撮った。1つ目は花嫁が写真を撮ってもらっていた青島の砂浜(→「白浜に2」)、2つ目は砂浜から青島神社への参道(↓)、3つ目は旧道(→「白浜に」)から青島神社への参道の途中の店や植物園が集まっている通り、4つ目は「青島と少年」を撮った辺りである。折角それぞれ何枚か撮って来たのに、カメラからパソコンに移す際に、どうも2つ目と3つ目の写真を消してしまったようである。従って、比較する写真がない。以前に撮った写真しか載せられない。
コロナ騒動の前で比較的観光客が多かった時に撮った写真(↑)である。この頃はまだ、油津からの大型観光国際船の中国人をたくさん運んで来ている時期で、時折集団で移動する姿をみかけた。晴れていて、空気も澄んで明るかった。
3つ目は旧道からの参道(↑)で、角の土産物屋が改装した時に撮った。宮交系列と知って「こんな大きい土産物屋を作ったら、他の店屋どうなるんやろ?」と思ったのである。しかし、屋号を見て、前からあった店を新装しているだけと知った。全体に、だいぶ観光客も戻ったようである。
4つ目は「青島と少年」の元の写真を撮った場所探しである。歩いている砂浜の右手が鬼の洗濯岩、左端に叢(くさむら)、その奥に燈台、それだけあればすぐに見つかるだろうと軽く考えていたが、結局同じ位置で撮れなかった。来週場所を特定できるように絵を印刷した。
この写真を撮ってからもう30年以上になるので、砂浜の地形が変わった可能性もある。何個所かで写真をしつこく撮っていたら、浜辺で遊んでいた高校生の女性2人に怪訝(けげん)な顔をされてしまった。一人と目があって挨拶をしたとき「怪しいものやないで」と目で合図を送って微笑んだら、微笑み返してくれた。辛うじて撮れたのが、やっと下の写真である。何ともはかなげな記憶の曖昧さよ。