つれづれに:枇杷(びわ)
先週の金曜日に白浜に行ったとき、いつもの曽山寺浜から青島に架かる橋の辺りの景色が鮮やかだった。台風の影響と暑さのせいで、長いこと澄んだ感じの鮮やかな海や空の色が見られなかったが、久しぶりの鮮やかさだった。風がきつかったせいもある。家から出てすぐの道から見える加江田の山(↓)も澄んで、くっきりと見えた。
最近は買い物も兼ねて歩くことが多いが、一昨日も農産物店に行く前に、木花神社の中を通った。自転車も最近は電動を使って立ってこいでいるので、以前に比べて太腿(ふともも)の筋肉が落ちている。それで、高台の公園に登る階段と木花神社から降りる階段を使って少し筋肉をつけることにした。昔なら往復10回ずつ毎日と言いたいところだが、今日は公園の階段を3往復、神社の階段を1往復にした。それでも、けっこう足に来ている。公園では墓地の近くで彼岸花の写真を撮った。
去年は清武川の堤防に黄色い彼岸花(↓)の写真を撮りに出かけた。あちこちに咲いているが、花の咲く期間は短い。
前立腺の生体組織検査を受ける前に、マッサージの他に背中やお尻辺りに何本かの鍼(はり)と鼠径(そけい)部、またの付け根の部分と恥骨の上辺りに電気の灸(きゅう)を同時にやってくれていたが、ここ何回か低温火傷(やけど)の感じが残ったので、枇杷の葉(↓)の灸に切り替えてくれた。葉に含まれている成分が酸性になった血液をさらさらにしてくれるらしい。その成分を癌(がん)細胞も嫌うらしい。それで急遽(きょ)、その枇杷の葉の灸に切り替えてもらった。
その前に枇杷の話があって、普段はあまり気に留めない枇杷の樹(↓)が目に飛び込んできて、葉を摘んで持って行っていたのである、その時は自分に使ってもらえるとは思ってもいなかったが。
「枇杷の葉、持ってきました。ビワ32で、32枚‥‥。」
いつまで経っても、関西の気質が抜けない。マッサージをしてくれる人が大阪から来た人なので、笑ってもらえたが、たぶん九州の人か東京の人なら、変な顔をされたに違いない。妻なら、諦めたように「反応しようか?」だろう。樹は散歩のコースの途中にあって、普段は人が通らないので気楽に葉を摘んでいたら、犬の散歩に来た女の人から「枇杷の葉、何に使うんですか?」と聞かれてしまった。言いたくなかったが「灸に使います」と答えてしまった。キュウなことで、勝手に口が動いてしまったのである。犬は柴犬だった。32枚は時間がかかり過ぎる。次回からは、10枚にしよう。
空気が澄んでいると、木花神社の展望所(↓)から見る海と山の景色も一段ときれいに見える。
青島(↓)もはっきりと見えた。
えのころ草、百日紅(さるすべり)、甘草(かんぞう)と、何とか花瓶に入れられる花を摘んで来ている。もう少ししたら、薄(すすき)が摘めそうである。何種類かあって、あまり採る人もいないので、採り放題である。
辛うじて、薄の親分(↓)を1本だけ摘んで来たが、こっちの方はなかなか摘める場所が見つからない。ふだんはパンパースと呼んでいるが、薄の親分で検索したらパンパスグラスと紹介してあった。住んでいる団地の坂の土手の上の辺りのも採り難いし、白浜に行く途中にある子供のくにの庭園内の見事なパンパースを忍び込んで取ってくるのもさすがに憚(はばか)られる。新地開拓が必要である。