つれづれに

つれづれに:畑4月下旬

庭のイリスも盛りを過ぎている

 比較編年史のシリーズ連載の前に、庭の畑4月下旬の様子と白浜のマッサージのことを書いておきたい。

座わる時間が長く、おまけに腰を痛めて長い時間畑に出られないのでなかなか思うようにいかないが、庭の畑は春から夏の勢いのある時期に入っている。陽の陽射しも強くなり、色も濃くなっている。暑くなって蚊がうようよし始めるまでそう時間はない。ことしは、暑くなるまでに準備出来るか心許ない。

特にレタスと葱の勢いは凄い。半分ほどしか植え替えができていないが虫にもほとんどやられていないので、迫力がある。これから虫にやられ始めるので、酢と焼酎などを希釈して拵えた液を撒く必要があるが、追いつくかどうか。虫に食われ始めると、一気で葉っぱがやられてしまう。時の勢いには勝てないので、多分諦めることになるだろう。

 その頃には、しかし、かぼちゃやオクラの夏野菜がこれも一気に勢いを増して来る。かぼちゃは蔓を延ばして、どこまででも伸びて行く。オクラも大きな薄黄色の花を咲かせて、実をつけていく。

芽が出て少し大きくなったかぼちゃ

 今年はブロッコリーを余さず食べさせてもらっている。最初の大きな塊はお裾分けにまわったが、小振りな塊りと脇芽は花が咲く前に摘んだ。花が咲いた分も先の方をちぎって食べている。何回も脇芽が出るので、摘むのもちぎるのも手間がかかるが、面倒くさがらずに全部食べている。そろそろ第2弾が大きくなりかけている。それも虫にやられ始めると一気に終わるので、時間との勝負になりそうである。希釈した酢をこまめにかければ時期を遅らせそうだが、なにせ畑に出る時間がなかなか取れない。出ても長い時間は、すぐ腰にきてしまう。

芽が出た丸莢オクラ

物価の高騰が軒並みである。このまま収入は増えないのに、やっていけるのかと心配になるくらいの値上がりである。もちろん、種や苗も高くなっている。近くにまだ安い苗を見つけて買っていたが、今は1本が安くても80円はするので、今年は苗を買わずにすべて種からになった。時期がずれるが、仕方ない。

とまとも早く植え替える必要がある

いつも撒く丸莢オクラ、瓢箪かぼちゃ、とまと🍅(↑)は芽が出て大きくなりかけている。

とまと🍅は雨を嫌うので、柵を早くつくる必要がある。去年水が溜まって覆いのビニールが伸びたのと、少し広げて位置をずらすために、作り換えている途中だからである。こっちの作業もしたいのだが、そう思って毎日が過ぎていく。

瓢箪かぼちゃの柵も作る必要がある。何本か杭と竹を埋め込む作業も途中からなかなか進んでいない。蔓が延び始めると、勢いには勝てないので、こちらも時間との勝負だ。

人参、間引きをする必要がある

 野菜スープを2日か3日お気に作っているので、玉葱と人参と牛蒡の種も撒いた。人参と牛蒡は一度作ったことはあるが、たぶん半年ほどかかる息の長い野菜だ。先は長そうである。気長に行くしかない。

胡瓜も一部植え替えられないでいる。胡瓜は収穫までの期間が極めて短いので、目に見えて成長が確かめられる野菜だ。温室物より、やっぱり棘が多いし、臭いも濃い。

 絹莢豌豆は、植え替えたが南側で金木犀の樹で陽が当たり難い場所だったので、あまり大きくなっていない。時間があれば、また植え替えて大きくなるとは思うんだが。退職するとすることがなくて困ると言う人がいるらしいが、することなかりだ。その点は、今までと同じだ。

3月締めのを仕上げたあと、9月締めと10月締めのも仕上がってしまった。400字詰原稿用紙で150枚と250枚で、どちらもどちらかと言えば自伝的スケッチである。一番長かった医学科と、医学科に行く前までを扱った作品である。読んでもらえる見せ場をいくつも工夫したが、出版社が売れると判断するかどうかだ。私が選ぶわけでないのは、教授選も同じだった。ただ、今回は残された時間を考えると、間に合うかどうかのようである。生きても30くらいまでかと思いながら生き存えしまった私が言うせりふでは、少なくともないようだ。

冬野菜の大根、この時期勢いがあるがすぐに薹が立ち、花が咲く

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つれづれに:永谷園俳句

カレンダー4月 子犬とチューリップ

(小島けい画、休載中で紹介出来なかったので)

 3月末の原稿を書いている時に、娘が応募してみたらと応募要領のリンク先を送ってくれていた永谷園が主催する俳句大会に、俳句を送った。元々詩心は遺伝子の中に組み込まれてはいないようだし、一時は俳句も詠んではいたが、最近はあまり句が出てくる気がしなかった。それでも2月28日の締め切り日に、4句送った。50万円が賞金だそうだ。原稿を送っている新人賞の賞金も50万円が多い。17文字と40×30×80=96000字の賞金が同額、ま、そんなものなのかも知れない。

ブロッコリ 哀れ葉をほぼ 鳥に食われて

鳥が来て ブロッコリーの 葉を食って

鳥が来て 大根の芽も あっと消え

鳥たちよ 来ては欲しいんだが やや微妙

カレンダー4月元 子犬とチューリップ(3号)

 妻も娘も送ったらしく、妻には1次で選ばれたと種類が届いていた。背景を説明して送って欲しいということらしい。修論が山之内獏だし、卒業後は詩の出版社で働いていたらしいから、元々筋金入りである。社長と合わなくて辞めてなかったら、私との接点は、たぶんなかっただろう。

今回はその頃一人でツアーに参加したモンゴルで見たゴビの砂漠の空を詠んだらしいが、私は宇宙の分が選ばれると思っていたけどね、と妻は言っていた。当時は、モンゴルは共産主義バリバリで、日本から行くのも難しい国だったらしい。シベリア鉄道の列車の中で、妻が新潟港で描いた船のスケッチを見た憲兵の顔色が変わり、別室に連れて行かれたという。港や船も軍事施設が理由だったと聞く。たまたまNHKのお偉いさんがいて、事なきを得たらしい。

カレンダー3月きいちゃんとクリスマスローズ

(小島けい画、休載中で紹介出来なかったので)

 妻も娘も、詩のセンスは抜群である。私にはその手の遺伝子が組み込まれていないらしい。

50万円が送られてくるといいんだが。50万円は3月締めで送った新人賞と同じ額である。17文字と40×30×80=96000字と。

カレンダー3月元 きいちゃんとクリスマスローズ(SM)

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つれづれに:ブログ再開

庭のイリス(植え替え前)

 ブログ再開、である。

休載し始めてから、だいぶ月日が経った。梅が散り、水仙が終わり、桜も散って、今は庭にイリスが咲いている。

3月末の原稿は3週間ほど前に仕上げていたが、ウェブで送ったのは締め切り日の当日である。30×40文字で96枚、400字原稿用紙に換算して300枚までだったので、287枚にまとめた。コロナ騒動で使うようになったズームを使って4人が定期的に集まって討論する形式を取った。出版社が売れると判断するかどうかだから、工夫するしかない。

イリス(小島けい)

 脱稿したあと、「脱稿」のタイトルでブログを更新しようと書き始めたが、書けないまま残っている投稿の元である。

「脱稿した。一週間以上前のことである。予想より、少し早めに終わったと思う。これで、胸の辺りにあった塊りが何とか形になった。しばらく休んだら、ブログも再開できるだろう。

そのまま校正と修正を始めたが、ぱたりと止まってしまって、また始めたのは一昨日13日である。ここ2日ほどは、風邪気が入って体調も不安定である。私より一つ上の医者が、妻に、歳を取ると出来なくなることが増えるねえ、としみじみ話したと言っていたが、同年代として実によくわかる。妻に言わせれば、今までいろいろやって来てたんでしょうね、私は体が強くないからずっと同じペースだから、出来なくなることが増えるということはないわねえ、だそうである。

それでも、最終の見直しをして、20日前後には投稿することになりそうである」

「小島けい個展 2009に行きました。」(2009年9月25日)

 そのあと、すぐにブログを再開するつもりでいたが、そのまま9月末締め切りの原稿を書き始めてしまった。そのあとも、そのまま10月末締め切りの原稿を書き始めて、しばらく前に仕上がってしまった。今は読み直して、修正しているところである。

それで、ブログの再開となった。今度は次の新しい作品のために、私の生まれた年から1年毎に、同時期に起こったことを比較して書いてみようと思っている。次作は「比較編年史」がタイトルになりそうである。

私、日本、アメリカ、アフリカ、南アフリカ、コンゴ、ケニアと並べようかと思っている。アジア、南米、ソ連、中東なども比較対象に入ればいいのだが、全くの力量不足である。コンゴとケニアもインプットされたものが乏しいので、たぶんウェブに頼ってインプットしたあと少し体に定着すれば使いものになりそうだが、先行きは出版社が売れると判断するかどうかと同じで、先行きは全く見えない。

修作のつもりでブログに書いてみたい。

「私の散歩道2014~犬・猫・ときどき馬」6月(企業採用分)→「私の散歩道~犬・猫・ときどき馬~一覧(2004年~2022年)」

つれづれに

つれづれに:半ばを過ぎても

先週の木曜日にあった梅まつりの幟と掲示

 休載予定を書いたあと、→「構想は」(1月10日)、→「インタビュー」(1月13日)、→「半ば」(1月26日)、→「半ばを過ぎ」(2月5日)を書いて、また今回である。10の山を越えて下りに入り、あと2、3日で最後から3つ目の山を登れそうである。それでも、一つ一つ出来ることは済ませて進まないといけないので、やっぱり時間はかかる。大体先は見えてきたが、それでも終わってみないとどうなるかはわからない、といったところか?

前回書いてから、2回白浜にマッサージを受けに行った。どちらの日も冷たくてきれいに晴れていたので、海の色が濃かった。冬の海である。最近は野球のキャンプが来ているので、車が多い。先日はAコープの駐車場に駐車禁止の立て看板が出ていた。レッカー車の記述が入っているので、だいぶ迷惑しているんだろう。近くの球場で試合があると、近くの駐車場に無断駐車する人が多い。メディア関係者や観光客を当てにしているホテル関係者や飲食店や土産物屋なども多いらしく、年中行事になっている。試合の日は、歩いて駅に向かう人も多い。

曇り空と、青島参道(上)、白浜定位置(中)、白浜サンクマール(下)

 先週の土曜日に好燐梅の梅見の行事が開かれたようだが、花は咲いていたんだろうか?先週も昨日の日曜日にも同じところで梅の写真を撮ったが、花はまだ一つも咲いていなかった。前は舗道で、海風の通り道になって、気温が上がらないからだろうか?

好燐梅の梅の樹は、南向きの山肌に植えられているので、陽当たりもよく気温が幾分高いのかも知れない。

何年か前に好燐梅の梅を観に行った時の写真

 加江田川の橋を渡って、青島への旧道に入る手前にも梅の樹が1本ある。その樹も、せいぜい2分咲き(↓)くらいだった。1枚写真を撮った。

今の時期が1番寒いようである。昼に陽が照っても、なかなか気温が上がらない。他は雪が降っているところが多い。広島からもらったメールにも「雪が降り始めたと思ったら30分でうっすら一面白くなってきました」と書かれてあった。

食べられるものが足りないのだろう。青島近辺にも猿が出ているらしい。人間が山を荒らすせいである。駆除に賞金をかけたりしたという話も聞くが、人間が一番怖い。申し訳ない気もちになる。

家の畑にも例年以上に鳥たちがやってくる。今年の狙いはブロッコリーの葉である。かなり食われてしまった。大きくなった分は何とか実をつけてはいるが、植え替えたばかりの葉っぱは、哀れ茎だけになっている。少し大きくなりかけた大根の葉も、見事にやられている。鳥さんたちは大歓迎だが、ブロッコリーの実も、大根も気になる。早く温かくなってくれるのを祈るばかりである。